父と母の物語

昨日は、母の85才の誕生日でした。

そこで、今日は亡くなった父と、
母の夫婦の物語を・・・

 
今まで色々書いてきたので、
いつも読んで下さっている皆さんは、
よくご存知かもしれませんが、

母は自己中で、辛抱強い所が全く無くて、
主婦としてもレベルが低い人です(^_^;)

でも、亡くなった父は、
それはそれは母を愛していたんですよ。



母はとても男性にモテる人で、
適齢期の頃は、何人もの人に想われていました。

父もその一人でしたが、
決め手になったある出来事があります。


浅草生まれの母と、浅草で働いていた父。

ある時のお祭りで、突然の夕立が・・・。
みんな軒下へ我先にと逃げ込む中、
一人のお婆さんが転んでしまいました。


そこに一人駆け寄り、優しくお婆さんを起こして、
軒下に連れて行く父を、母は見たんです。

大のお父さん子だった母は、
この人なら、私の親をきっと大切にしてくれる・・・

そう思ったんだそうです。


まるで、ドラマのワンシーンですね。
それで、モテモテの母は、父を選びました。


母の予想は的中。
サザエさんのお父さんとマスオさんの様に、

祖父と父は、本当に仲良しで、
お互いを思いやって暮らしていました。



父はとても辛い寂しい育ちをしたので、
そのせいもあり、ヤキモチ妬きだったようですが、

子煩悩で、良い夫だったと思います。
孫たちのことも本当に可愛がっていました。



父は60才の時に、総胆管結石という大病をして、
お腹の辺りを20センチ以上切りました。

病院は、家からバス15分、電車一駅、
バス40分、違うバスに乗り換えて10分の所でした。


三週間以上入院したのですが、
その間、一人で乗り物に乗るのが苦手な母が、
一日も欠かさずお見舞いに行ってたんですよ。

毎日、暗くなるまで病院にいて、
家につくのは、夜九時。

時には疲れて、
朝まで座椅子で眠ってしまったことも。



そこまでして行くのはどうして?
と思う方もいるでしょうが、



毎日、父が首を長~~くして待ってるからなのです。
行くと、もう入り口で待っていて、
帰りは、点滴のスタンドをガラガラ引きずって、
病院内から出る母のバスが、見えなくなるまで見送ってたそうです。


大変だから、毎日来なくてもいいぞと言いながら、
父が寂しいのが分かっているので、
行かずにはいられないと、嬉しそうに話す母。


亡くなった兄は、
「いい年をして馬鹿みたいだ。みっともない」
と言ってましたが、私は、この話が好きです。

夫婦仲が良いのは、
一番結構だし、素晴らしい事だと思います。



そのずっと以前に、母が入院した時は、
食べ物に我儘な母の為(いけないことですが)、
内臓の病気ではないので、
父は毎日手作りのお弁当を届けてました。

母の病院食は、父が食べるんですよ(笑)



父が大病で、仕事を辞めてからは、
毎日の買い物も一緒。
台所に立つのも一緒。


七十を過ぎても、
「何度生まれ変わっても、おまえと一緒になりたい」
父はそう言ってたそうです。


母は幸せな女性だと思います。
女冥利に尽きますね(^_-)



母のバスを、見えなくなるまで見送っていた父。
その姿を思い浮かべると、
いつも涙が溢れてしまう私です。


だから、優しかった父が、
大切にしていた母を、大事にしてあげたい。

そんな風に思ってはいるんですが・・・


お墓参りに行くと、いつも手を合わせて言います。

「お父さん、ごめんね。
お母さんは本当に大変な人だよ。
もう疲れたよ。

でも・・・頑張ります。

出来るだけね(^_^;)」





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Commented by mahorou at 2016-04-09 17:58
みずたまさん、こんばんは。
お母さまのお誕生日おめでとうございました。
私の母ももう少しで85歳です。
大変ご夫婦仲がよろしくてドラマのように美しい愛ですね。

なるほど。。。そういう中でみずたまさんはお育ちになられたんですね。
良いところは受け継ぎ、また反面教師にされ、子育てなさったんですね。
親の生き方は大事なんですね。

少し前の記事、アート作品、わたしもひかれました。
15歳の彼、感性がとっても豊かです。
Commented by u831203 at 2016-04-09 20:43
とってもいいお話ですね。
そんなだんなさん、この世におられたんですね。
逆バージョンは聞いたことあるようだけど
このパターンはあまりないんじゃないですか。
父が亡くなって、母が元気になりました。
Commented by ray-garden at 2016-04-10 00:05
まほさんへ
有り難うございます。
一度しかない人生、そんな伴侶に出会えて、二人は本当に幸せでしたね。
娘の私は、父とは真逆の人を選んでしまいましたが、3人の息子に恵まれた、
それだけで良しと考えながら、日々暮らしています(((^^;)
母は正に反面教師ですね。
幼い頃から、大切なことは何一つ教えてくれませんでした(笑)

ファイターさんは、独特の手法で、
あっという間に、神秘的な絵を完成させてしまうんですよ。
そして、考える間もなく、投げ銭を投入したカズ君の感性、私も好感がもてました(*^^*)
Commented by ray-garden at 2016-04-10 00:12
秀子さんへ
有り難うございます。
祖父も真面目で、父と同じように、
とても家庭を大切にする人でした。
母は、父親と同じような人を選んだんですね。そこだけはすごいです(笑)
良い話のあとに、なんですが、
私も夫が亡くなったら、百まで生きられそうな気がします(^^)/
by ray-garden | 2016-04-09 09:19 | | Comments(4)